メールの仕方

後輩とのメールの仕方


 


ここでは後輩とのメールの方法を紹介します。

メールを作成するときのポイントには4つの点があります。そのポイントとは「メールの形式」、「メールのラフさ」、「文章の語尾」、「メールのニュアンス」の4つです。

後輩とのメールを行う場合には「メールのラフさ」と「文章の語尾」が最初のポイントです。後輩との関係はある程度のフレンドリーさが必要である反面、先輩としての威厳も必要になる難しい関係です。

絵文字や顔文字を利用する場合にはこのような先輩・後輩関係の微妙さを理解しておくことが肝心です。絵文字を利用するときには「ハート」や「キューピット」などのかわいい系の絵文字の多用は禁物です。あまりにかわいい絵文字が多い場合には先輩としての威厳がなくなります。後輩から軽くみられるきっかけにもなります。かわいい系の絵文字は避けたほうがよいと思います。

おすすめの絵文字は文章内容を補足するタイプの絵文字ですね。たとえば、「明日は3時に集合!」という文章の場合には、「明日は3時(3時をあらわす絵文字を挿入)に集合(走っている人間をあらわす絵文字を挿入)!」という雰囲気です。また、「晴れの場合は練習ありです」という文章だと、「晴れ(太陽の絵文字を挿入)の場合は練習(スポーツ系をあらわす絵文字を挿入)ありです」といった感じです。このような工夫をすることによって先輩としての威厳さを失うことなくフレンドリーな雰囲気を表現することに成功すると思います。

そして文章の語尾にも気をつけてください。文章の語尾で必要以上に丁寧語や敬語を使うことは避けたほうがよいでしょう。丁寧な雰囲気が強調されてしまうと先輩としての立場が少し弱くなってしまいます。かんたんなことなのでしっかり注意をしておいてください。

そしてメールのニュアンスですが後輩とのメールの場合では先輩としての「余裕感」を大切にしてください。急なスケジュール変更などの問題が起こった場合にでもあたふたすることなく先輩としての「どっしりとした態度」を文章のなかで表現することが肝心です。メールのなかでも頼れる先輩の姿をあらわすことが後輩へのメールに求められることなのです。

たかがメール、されどメールです。日本では古くから「ことだま」という言葉があります。すべての言葉には魂がやどるという日本の伝統的な考えかたです。メールは言葉の連なりです。メールには書き手の魂が宿っています。かんたんな気持ちで書いたメールにはそれなりの思いしか宿りません。まずは相手のことを思う気持ちが大切だといえます。